★本日の言いたいこと★
世界市場で活躍するニッチ企業と
日本人経営者に、拍手!
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今回のオランダ調査旅行もついに終わり。
今晩8時(日本時間で翌日午前4時)の飛行機で、日本に帰る。
今回の調査は目的は、
オランダにおけるインターンシップ研修の実態調査。
桜美林大学産業研究所の研究プロジェクトの一環で、
今年度と来年度、何カ国かで調査が行われる。
▼桜美林大学産業研究所
http://www2.obirin.ac.jp/~i-indust/
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
当地の大学等高等教育機関、政府機関などとともに、
何社かの企業にお邪魔して、話を聞いた。
@ 毎年何人くらいの学生を受け入れていますか?
@ どれくらいの期間、受け入れているのですか?
@ どのような研修課題を学生に与えていますか?
@ 学生をインターンシップで受け入れるメリットは何ですか?
@ 学生を受け入れて、何か困ったことはありませんか?
などということを聞いて回るのだが......。
今回、最後のインタビュー先となったのが、
“NPK Europe”という会社。
▼NPK Europe Trading bv
http://www.npke.nl/
日系企業で、
日本人の「ヒロタさん」という人が面会してくれる、ということで、
ロッテルダム郊外の工業団地内にある会社を訪れた。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
この会社は、大阪市東成区に本社のある
「日本ニューマチック工業」という、
従業員300人ほどの中堅企業の子会社である。
▼日本ニューマチック工業
http://www.npk.co.jp
ニューマチック(pneumatic)という言葉を辞書で引いてみると、
「空気の(作用による)、空気式の」という意味である。
この会社は
ビルや橋などの大型建築物を解体する際に使われる
建設機械の先端に取り付ける解体工具を生産している。
先端の解体工具が空気圧によって動作し、
建物を取り壊すから、ニューマチックなのだそうだ。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
この解体工具市場は、大手の参入がほとんどない。
◎解体作業の多様性に応じてさまざまな工具が必要で、
大量生産に向かないこと。
◎解体工事現場の苛酷な環境でも壊れないように、
製品の開発と生産には専門的な知識・技術・技能を必要なこと。
そんなことから、世界全体を見渡しても
この市場に参入している有力企業は5社。
@ 日本ニューマチック工業
@ 日本企業がもう1社。
@ スウェーデン資本に買収されたドイツ企業
@ アメリカ資本に買収されたフランス企業
@ フィンランドの会社
この5社で世界市場のほとんどを占める。
まさに、小さな世界企業である。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
私が訪れたのはこの企業の欧州統括会社。
オランダでの従業員は20人あまりだが、
チェコに工場、欧州全域に営業所があり、
欧州全体では150人あまりの人が働いている。
お会いした広田さんはこの欧州統括会社の社長だった。
10年ほど前、3年の約束で派遣された彼は
その後の業容拡大と組織改編の中で
次第にずるずると滞在期間が長くなり、
ついには10年にもなってしまった、という。
この間、日本の景気後退もあって、
欧州は欧州で独自に経営を成り立たせなければならなくなり、
オランダよりも土地や賃金の安いチェコの工場を買収し、
近々、生産拠点を移転させる予定だという。
責任もあるけど、自分の意思でやりたいようにやれるから、
オランダでの仕事は面白いですよ、と彼は言っていた。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
逞しい日本人経営者に出会い、頭の下がる思いがした。
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