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街の電器店、系列化加速(「日本経済新聞」2009/10/21)

★本日の言いたいこと★

 子供の頃、街の電器屋さんは私たちの憧れの場所だった。
 時代も環境も変わったが、あの頃の街の電器屋さんの
 復活を望みたい。

◎───────────────────────────

 10/21(水)の日経朝刊9頁に、
 「大手家電量販店、街の電器店系列化加速」
 という見出しの記事をみつけた。

ヤマダ電機やエディオンなど大手家電量販店が地域の小規模電器店の系列化を加速する。フランチャイズチェーン(FC)などへ加盟を促し、数年内にヤマダは加盟店を3倍に、エディオンは倍に増やす。家電メーカーは系列店の選別支援を進めており、量販各社はメーカー系列から外れる電器店などを低価格の商品供給で囲い込む。景気低迷で量販各社の大型店は余剰感が出始めている。大型店で集客しにくい高齢者世帯などに強い電器店を新販路に育てる。

 何十年か前には、
 大手家電メーカーによる小売店の系列化が盛んだったが、
 いまは、家電量販店による系列化、なのか......。

 家電量販店は、景気低迷で売れなくて困っていて、
 高齢者世帯など地域の細かなニーズに対応している
 街の電器屋さんを傘下に入れて、販路拡大に必死の様子だ。

    ◆   ◇   ◆   ◇   ◆

 新聞記事によれば、一般的に小規模な電器店は
 大手量販に比べると店頭価格が2~3割高くなる例が多い。
 量販店の傘下に入れば、量販店からの商品調達で
 価格差を1割前後に縮められるという。

 ただ、小規模電器店で購入する顧客は、
 価格の高い安いで商品購入を決めているわけではない。
 顧客の本当に求めているものは何か、
 大手量販店が、そこのところをどれくらい考えて、
 小規模電器店の系列化を進めていくのか、注目したい。

    ◆   ◇   ◆   ◇   ◆

 一方、小規模電器店は、
 価格競争で量販店に対して相当劣勢であるだけでなく、
 後継者難による廃業が相次いでいる。

 高齢者が多い地域では、街の電器屋さんが、実質的に、
 地域のライフラインを支えるような役割を果たしている、
 というようなことも、ちょいちょい、耳にする。

 私の少年時代には、街の電器屋さんに行くと、
 いろいろな新製品が飾ってあって、
 新型のBCLラジオとか、コンポーネントステレオとか、
 よく触らせてもらったものだ。

 商品の性能とか、その背景にある技術的なこととか、
 電器屋のおじさんはよく知っていて、
 私たち子どもにも、やさしく、よく教えてくれた。
 その意味では、電器屋さんは、子供たちにとっての、
 「楽しい理科教室」みたいなものだった。

    ◆   ◇   ◆   ◇   ◆

 時代も環境も変わって、
 そんな昔話も「くだらない話」にしか聞こえないが、
 地域の人々に愛される、
 あの頃の街の電器屋さんの復活を望みたい。

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