若いときはチャンスが見えない
★本日の言いたいこと★
「自分は何もわからないので、もっと教えてほしい」と思っても、
誰もそれを教えてはくれない。勉強は自分でするものだ。
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自分は社会経験が少なく、ビジネスマナーに不安があるので、
社会に出る前にビジネスマナーを学びたい。
社会人として必要な能力は、まずコミュニケーション能力だが、
自分はコミュニケーションに不安があるので、
社会に出る前にコミュニケーションについて学びたい。
夏休み期間に開催されるオープンキャンパスなどで、
高校生たちがよく口にする言葉だ。
就職を目前にした大学生もしばしば同様の言葉を口にする。
で、我々大学の先生はどうしているかというと、
いろいろな立場から、社会人としてのマナーについては
常日頃から学生に指導もしているし、
学ぶ機会は十分に与えている。
しかし、彼らはいつまでたっても
「自分たちはまだ学んでいない。教えてほしい」と言い続ける。
なぜか。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
まず、彼らは「学んでいる」ことに気づいていない。
例えば、「課題は〆切までに提出しなさい」と要求し、
〆切に遅れた者に対して「減点する」というと、
「なぜ一生懸命にやったのに減点するのか?」とか
「もう少し減点の幅を小さくしてもらえないか」という学生がいる。
ビジネスの世界では、納期が守れなければ減額はアタリマエ。
約束が守れなければ信頼を一気に失うことになる。
だから〆切は守らなければならない、ということを、
私たちは社会に出る前の学生に教えてあげているのに、
そのことは、わかっていない。
また、彼らは学んだことを使おうとしない。
ビジネスマンや起業家との交流会に参加する前の学生に、
「名刺を作っておいたほうがいいよ」とアドバイスし、
どんな名刺を作ったらよいか、とか、名刺交換のマナーなど、
教えてあげることがあったのだが、
交流会に参加した後、件の学生に「名刺、持って行った?」
と聞いたら、「忘れました」と言われた。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
『朝日新聞』に求人関係の全面広告ページが
毎週日曜日に掲載されていて、
そこに「仕事力」というコラムが掲載されている。
▼朝日求人・仕事力
http://www.asakyu.com/column/
07/05(日)の新聞には、
NHKの「クローズアップ現代」のキャスターとして有名な
国谷裕子さんが、入社したばかりの頃の失敗談を語っていて、
たいへん興味深かった。
▼国谷裕子が語る仕事-1 「若い時はチャンスが見えない」
http://www.asakyu.com/column/?id=702
あんな優秀な人でも最初はこうだったのか、と思うと、
いまどきの平均的な学生に望むのは無理かもしれないが......、
若い人には、将来のことも考えて、
十分にチャンス(勉強の機会)が与えられている。
そこのところは、先輩や先生を信頼して、
真摯にとりくんでほしい、と願う。
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