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鍵山秀三郎『仕事の作法』

★本日の言いたいこと★

 「大きな努力で小さな成果を得る」生き方は、
 実は、とっても合理的。

◎───────────────────────────

 カー用品小売の「イエローハット」は誰でも知っているお店だが、

 ▼イエローハット
 http://www.yellowhat.jp/

 同社の創業者、鍵山秀三郎氏の近著、『仕事の作法』を
 手に入れて読み始めている。

 この本、とても素晴らしい!
 読み始めると、心に響く言葉が次から次へとやってくる。

 いきなり第一章から、素晴らしい言葉に出会える。

 私があえて若い人に勧めたいのは
 「大きな努力で、小さな成果を」という生き方です。

    ◆   ◇   ◆   ◇   ◆

 通常、「最小の努力で最大の成果をあげる」のが
 経済合理的な生き方、というもので、
 鍵山氏の考えは、一見、これと真っ向から反する。

 だが、鍵山氏は言う。

「小さな努力」で「大きな成果」を得ると、どうしても心が不安定になります。いつまでも、自分自身に自信を持つことができません。挙句の果ては、落ち着きをなくし、人相まで険しくなります。

 「小さな努力」で得られる成果というのは
 だいたいの場合、誰にでも達成可能なものと考えられるから、
 そのうち競争相手がいっぱい現れれば、
 大したことではなくなってしまう。

 競争相手がいつ現れるか、とびくびくしているくらいなら、
 最初から競争相手が現れそうにない仕事をしたほうがいい。
 そのほうが「心が安定し気持ちが穏やかになります」、
 と鍵山氏も述べている。

 競争相手が現れそうにない仕事、とは、
 「あまり儲からない仕事」「他の人がやりたがらない仕事」だ。
 とくに「大きな努力」を払わなければいけない仕事は、
 凡人がやりたくないものの典型である。

    ◆   ◇   ◆   ◇   ◆

 同書に書かれていることは、
 鍵山氏自身の長い仕事人生からのメッセージである。

 しかし、その示唆するところは、
 競争相手が多ければ利潤は少なくなるし、
 競争相手が少ないほど得られる利益は大きくなる、
 という、経済学の教科書に書いてあることとほぼ同じである。

 一見、非合理的に見える彼のメッセージは、
 実はとても合理的である。

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