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親子同伴

★本日の言いたいこと★

 困ったときに他人の力を借りるのもよいが、
 ほどほどにしないと、自分で何もできなくなってしまう。

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 『日本経済新聞』2009.04.06(夕刊)にこんな記事が。

入社式、親子で一緒に

我が子を見守る両親がずらり。といっても 小学校の入学式ではない。今年の入社式の風景だ。社会人としての門出なのに親子同伴。食事会や見学ツアーを開く会社も。多くの職場が業績を落とす中、子の職場を確認する親心。それに応え企業は親に離職の歯止め役を期待する。(後略)

 記事には、静岡銀行グループの入社式で、
 新人社員261人に対し両親約140人が、
 平日にもかかわらず出席した、とか......、

 オタフクソース(広島市)の入社式では、
 新人社員が会場の家族に向けた手紙を読むセレモニーも。
 「育ててくれてありがとう」
 「これからは両親を支えられるように頑張ります」とかいう言葉に、
 親が涙するシーンもあったとか。

    ◆   ◇   ◆   ◇   ◆

 大学の入学式にさえ親は来なかった私の経験からすれば、
 さすがに入社式での両親同席は、いささか奇異に見える。

 その一方で、私が大学に勤務していて感じることだが、
 たしかに、「親」のエネルギーは、すごい。

 高校生対象のオープンキャンパスでも
 親同伴の高校生は珍しくない。
 個別相談コーナーでは御本人そっちのけであれこれ質問する
 熱心な親にもよく出会う。
 入試に落ちれば、「なぜうちの子は不合格だったのか」と
 親が大学にやってきて担当者を問い詰める。
 入学して直後の履修登録期間には、登録の手続きについて
 親が教務課に電話をかけて質問しまくる。
 授業が始まれば、「うちの子はちゃんと出席していますか?」と
 授業担当の先生に問い合わせた親がいた、と聞いたこともある。

 いささか、やりすぎである。

 こういう親からのリクエストに対応するのもたいへんなので、
 大学の側も、親に対するサービスにはなかなか熱心である。

 私の勤務する大学でも「保護者懇談会」なるものを
 かなり積極的に開催しているし、
 海外留学などの一部の特別な活動については、
 「保護者説明会」を開催して安全対策などについて説明する。
 成績不振で卒業が危うい学生の親を大学に呼んで、
 子どもの現状について個別に説明する、などなど。

 こちらも、いささか、やりすぎのように思う。

    ◆   ◇   ◆   ◇   ◆

 新聞記事の静岡銀行グループでは、
 入社式後に親向け会社見学ツアーまで実施したそうな。
 「子どもが悩んだとき、『あの会社は大丈夫』と言ってほしい」
 と同社人事部では期待しているみたいだが、
 いささか他力本願かも。

 船井総合研究所では、
 内定者の親向けの会社説明会を開いているそうな。
 「親の反対で内定を辞退した子がいたため」だそうだが、
 いささか過剰防衛かも。

    ◆   ◇   ◆   ◇   ◆

 大学も会社も、そこで勉強したり働いたりするのは
 親でなく、ご本人なのだから、
 そこの基本を忘れないようにしたいものだ。

 大学も、勉強させたかったら、本人に勉強するように仕向ける。
 会社も、働かせたかったら、本人に働くよう指導する。

 そうしないと、次第に、
 社会全体が他力本願の社会になってしまう。
 自分のことは自分でやる勇気を、みんな、持とう。

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Reacties

またまたご無沙汰しております。
「親は一体どこまで子供に手をかければいいのか」というのは、親の方も常に試行錯誤です。本当に難しいですね。
自身の子供のころを思えば「そんなことは自分でなんとかするもんでしょう」と突き放したくなるものですが、どうも周囲がそれを許さない雰囲気があって。
娘の学校に面談に伺ったとき、「お母さまは御嬢さんのテストの答案をご覧になっていますか?」と聞かれ、「本人に任せてますが」と答えたら、「それは困ります」と怒られましたthink
今の子供たちの多くはなんだか能動的に行動したくないようで、放っておくと「これでいいや」に終わってしまいそうな雰囲気があります。それじゃ困ると周りの大人たちばかりが躍起になっているんです。一度失敗したら挽回できないんじゃないかという恐怖感があるからだと思うんですが。もう少し大人の余裕で見られたらいいんですけど。
そうは言っても娘から「結構お母さんと一緒に定期試験の勉強している子、多いよ」と言われると考え込んじゃいます。
娘がちょっとは苦労しながら色々考え迷うのを見守りたいと思ってはいるのですが、さて、これからどうなるでしょう・・少なくとも、入社式に出席する親にはなりたくないと思ってはいるのですが。

Geplaatst door: Kako | maandag, april 13, 2009 om 10:08

Kakoさん、こんにちは。お久しぶりです。コメント、ありがとうございます。御礼コメントが遅くなりました。失礼いたしました。

最近は何かあったら責任を問われるので、大人も余裕がないですよね。先生方も、自分たちは一生懸命生徒のためにやっているのに、親も一生懸命にやってくれないと、もし子どもの成績が悪くて先生のせいにされたらたまらないので、「子どものテストの答案を親が見ないようでは困る!」みたいなことを言うようになってしまうのでしょうかね?

都内の某大学では、半期ごとに保護者に子どもの成績報告書とともに、授業ごとの子どもの出席状況報告書が送られてくるのだ、と先日、知人に聞きました。何月何日のどの授業に子どもが出席したかどうかがわかるのだそうです。何の目的でそんなことをしているのかわかりませんが、ともあれ、何事につけ、最近、みんなちょっと神経質になりすぎているというか、いささかやりすぎの傾向がみられるように感じます。

ところで、Kakoさんのブログもちょいちょい拝見させていただいていますよ。お嬢さんもずいぶん大きくなられましたね。今後とも、末永くお付き合いくださいませ。

Geplaatst door: De Bijenkorf | zondag, april 19, 2009 om 10:53

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