池内計司『「つらぬく」経営』
★本日の言いたいこと★
困ったとき、ほんとにありがたいと思えるのは、
自分を理解し助けてくれる「ファン」の存在。
知らない人さえファンにさせる究極の秘訣は、正直。
◎───────────────────────────
池内タオルの池内社長の著書が昨年出版されて、
▼池内タオル
http://www.ikeuchitowel.com/
私もようやく最近これを購入し、読み始めている。
池内タオル(株)は愛媛県今治市のタオルメーカー。
■輸入品が圧倒的優勢のなか、売上の過半を輸出で稼ぐ会社
■風力発電でタオルを生産する、環境に優しい会社
■幼児が口に入れても安心。天然素材利用のナチュラル思考
■地域の中小企業と協力。地域経済活性化の立役者
■民事再生からの復活。再チャレンジ成功の典型的企業
など、いろんな観点から注目されている有名中小企業だ。
私も一昨年、縁あって同社を訪問し、
池内社長にお話を伺っている。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
2003年9月、同社はたいへんな苦境に立たされる。
同社が売上の7割を依存する取引先企業の倒産で、
民事再生法の適用を申請せざるを得なくなる。
企業再生への苦難の道を歩まざるをえなくなった社長を
心の底から勇気づけてくれたのは、
ネット上での「ファン」の言葉だった。
「がんばれ池内タオル!」というネット上の書き込みや、
「タオルを何枚買えば、池内タオルは存続できますか?」
という社長への質問メールが押し寄せたそうだ。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
池内タオルは熱狂的なファンが支えている、と言われる。
池内社長自身もそのことは否定しない。
ただ、池内社長自身がそれを述べているが、
最初からファンやマニアを作ろうと考えたわけではない。
■ともかくデータを公表し、嘘はつかない。
■できることとできないことをはっきりさせる。
これをつらぬいてきた結果、面識のない人々の心にさえ、
彼の姿勢と想いが届き、ファンが増えていったのではないか、
と社長は述べている。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
日常生活でさえ、人は、
他人によく思われよう、よく見せようと、
いろいろ小細工をする。
ただそれも、急ごしらえの小細工であればあるほど、
すぐに化けの皮がはがれてしまう。
信念をつらぬく、真っ正直な姿勢こそが、
人の共感と賞賛を得ることになる。
そのことを思い出させてくれる一冊である。
「すばらしい人・企業」カテゴリの記事
- 歴史に残る名勝負に、拍手!(2009.08.26)
- 頑張れ、北桜!(2009.08.23)
- 若いときはチャンスが見えない(2009.08.19)
- 頑張らない経営(2009.04.19)
- 池内計司『「つらぬく」経営』(2009.04.12)
「中小企業に関すること」カテゴリの記事
- 池内計司『「つらぬく」経営』(2009.04.12)
- パラリンピックを支える日本の中小製造業(2008.09.11)
- 鋼管データ捏造(2008.06.05)
- 本を読んで、ブックレビューを書く(2008.05.18)
- 道具にヒミツあり(2008.03.30)
「最近買った本・読んだ本」カテゴリの記事
- 倒産した会社 倒産しない会社の決算書(2009.04.25)
- 加藤昭吉『計画の科学』&『「計画力」を強くする』(2009.04.18)
- 池内計司『「つらぬく」経営』(2009.04.12)
- 鍵山秀三郎『仕事の作法』(2009.04.05)
- 重村智計『金正日の正体』(2008.09.10)















Reacties