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大学受験ラジオ講座

★本日の言いたいこと★

 知らないうちに、終わっていた。
 もう、14年も前のことになるのか......。
 でもいま、復活のチャンスかもしれない。

◎───────────────────────────

 今回は、30年以上も前のムカシバナシ。

 いまでは自慢にもならないが、
 中学校卒業時まで、私は「秀才」だった。

 まったく勉強しなかったわけではなかったが、
 中間・期末試験の成績は常に上位5%以内。
 もちろん、高校入試では、
 地域でいちばんの進学校に問題なく合格した。

 ところが、高校に入学したとたんに、順位は急降下。
 一気に真ん中くらいまで、落ちた。
 1年生のときには、あまりにも点数が悪すぎて、
 何度か呼び出されて、追試を受けさせられたりした。

 さあ、どうしようか......。

    ◆   ◇   ◆   ◇   ◆

 考えてみれば、いままでが良すぎただけで、
 自分の運命なんてこんなものだったかもしれない。
 勉強で今後あまり将来が見込めないとなれば、
 楽しい部活動にでも集中して、一度しかない高校生活を、
 思いっきり謳歌しようか、とも考えた。

 でも、考えてみれば、
 中学生までは大した努力もしなかったわけだから、
 「努力」すればまた何とかなるんじゃないかとも思い、

 「んじゃ、ま、1回だけ努力してみようか」と思って、
 高校1年生も終わりに近づいた3月から始めたのが、
 旺文社の「大学受験ラジオ講座」だった。

    ◆   ◇   ◆   ◇   ◆

 最初は、1年生の数学の復習も兼ねて「数学1」だけ、
 週に2回、1回30分の番組を聴いていた。

 聴いてすぐにできるようになるわけではないが、
 「いますぐできなくても、何ヶ月か経てば、
 急にできるようになるときがきますから、そのときまで、
 我慢して、頑張りましょうね」などと、
 講師の先生が呼びかけるのを聴いて、
 その気になってしばらく続けていたら、
 2年生の秋頃から、それなりにテストの成績も上がり始めた。

 できるときもあれば、できないときもあり、
 なかなか成績は安定しなかったけれども、
 卒業の頃には、上位10%以内にも入れるようにまでなった。

    ◆   ◇   ◆   ◇   ◆

 「大学受験ラジオ講座」は、1952年の放送開始以来、
 1994年3月に放送を終了するまで、40年以上の長きにわたり、
 私だけでなく、勉強に悩む孤独な多くの若者を救った。

 秋葉原での惨劇の報に接し、たいへん心を痛めるとともに、
 「大学受験ラジオ講座」のような、
 実践的な内容で、若者のニーズに合う番組が、
 いままた必要とされているのではないか、と感じた。

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