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戦艦大和ノ最期

★本日の言いたいこと★

 自分の意思とは関係なく
 「あなたの生涯は明日まで」と決められてしまったら、
 最後の一日、一瞬まで、何を考え、どう生きよう?

◎───────────────────────────

 本学図書館で今年度、
 「戦争文学ベスト30」という特別企画をやっていて、

 ▼Lees meer! 図書館へ行こう!:戦争文学ベスト30
 http://blog.canpan.info/fukukancho/archive/39

 本学教職員たちオススメの「戦争文学作品」コーナーが
 レファレンスカウンターの脇に設置されている。

 世の中、ちょっとキナ臭くなってきたこともあって、
 「ちょっと何か読んでみようか」と思って手に取ったのが
 吉田満『戦艦大和ノ最期』(講談社学芸文庫)

戦艦大和ノ最期
吉田 満〔著〕

 別に大した理由もないが、
 小学生の頃に読んだ記憶があったので
 懐かしさもあって、何となく手にとって、読み始めた。

 読み始めて驚いたのは、この本、最初から最後まで
 漢字とカタカナだけの「文語調」で書かれていることだ。
 たぶん、小学生の頃読んだのは口語体に書き直された
 「子ども向けバージョン」だったのだろう。

    ◆   ◇   ◆   ◇   ◆

 まだ読み終わっていないのだが、この作品は、かなり切ない。

 一機の航空機の援護もなく、
 戦艦大和は護衛艦9隻とともに沖縄の米艦隊攻撃に出撃する。
 乗員3,000名余。ほとんどが20代の若者たちだ。
 ちなみに、40代の「老兵」は大した戦力にならないので
 出撃直前に退艦させられた、と書いてあった(ショック)。

 誰が考えても「必敗」の戦い。
 どんなに自分たちが頑張ったところで戦局は大きく変わらない。
 では、なぜ戦うか。何のために死ぬか。
 自分たちが命を捨てることで、この国はどうなっていくのか。
 明日は死ぬ運命の若者たちは、決戦を目前に、
 自問し、互いに議論する......。

    ◆   ◇   ◆   ◇   ◆

 「命懸けで○○をやり遂げる」などという言葉を
 我々はしばしば口にするが、
 ほんとに命を捨ててまで何かを成そうなどと思ったことはない。

 現代人が忘れ去ってしまった「何か」が強く感じられ、
 久しぶりに「考えさせられる一冊」を読んでいるような気がする。

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